平成15年1月27日

財務大臣
 塩川 正十郎 殿 

要 望 書

 

 現在、世界保健機関(WHO)において、「たばこ規制枠組み条約」の採択に向けて、政府間交渉が行われています。今後の日程として2月の第6回政府間交渉を経て、5月のWHO総会での採択が予定されていると聞いております。

 本条約の目的は、「現在及び将来の世代をたばこ消費及びたばこ煙への暴露によって起こる甚大な健康的・社会的・環境的・経済的被害から守ることにある」とされています。

 たばこは、健康に悪影響を与えることが医学的に明らかであります。 日本医師会は、国民の健康を守る立場から、2003年1月15日に示された「たばこ規制枠組み条約」議長案を、日本政府がその内容を後退させることなく、条約の成立及び批准に向けて尽力されるよう、強く要望いたします。

 なお、日本医師会では、禁煙推進に関する日本医師会宣言(禁煙日医宣言)を次期代議員会で採択し、禁煙推進により一層取り組んでいくことにしています。


平成15年1月27日

厚生労働大臣
 坂口 力 殿 

要 望 書

 

 現在、世界保健機関(WHO)において、「たばこ規制枠組み条約」の採択に向けて、政府間交渉が行われています。今後の日程として2月の第6回政府間交渉を経て、5月のWHO総会での採択が予定されていると聞いております。

 本条約の目的は、「現在及び将来の世代をたばこ消費及びたばこ煙への暴露によって起こる甚大な健康的・社会的・環境的・経済的被害から守ることにある」とされています。

 たばこは、健康に悪影響を与えることが医学的に明らかであります。 日本医師会は、国民の健康を守る立場から、2003年1月15日に示された「たばこ規制枠組み条約」議長案を、日本政府がその内容を後退させることなく、条約の成立及び批准に向けて尽力されるよう、強く要望いたします。

 なお、日本医師会では、禁煙推進に関する日本医師会宣言(禁煙日医宣言)を次期代議員会で採択し、禁煙推進により一層取り組んでいくことにしています。


平成15年1月27日

外務大臣
 川口 順子 殿

要 望 書

 

 現在、世界保健機関(WHO)において、「たばこ規制枠組み条約」の採択に向けて、政府間交渉が行われています。今後の日程として2月の第6回政府間交渉を経て、5月のWHO総会での採択が予定されていると聞いております。

 本条約の目的は、「現在及び将来の世代をたばこ消費及びたばこ煙への暴露によって起こる甚大な健康的・社会的・環境的・経済的被害から守ることにある」とされています。

 たばこは、健康に悪影響を与えることが医学的に明らかであります。 日本医師会は、国民の健康を守る立場から、2003年1月15日に示された「たばこ規制枠組み条約」議長案を、日本政府がその内容を後退させることなく、条約の成立及び批准に向けて尽力されるよう、強く要望いたします。

 なお、日本医師会では、禁煙推進に関する日本医師会宣言(禁煙日医宣言)を次期代議員会で採択し、禁煙推進により一層取り組んでいくことにしています。

□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 

禁煙推進委員会(プロジェクト)報告

平成15年1月

日 本 医 師 会
禁煙推進委員会(プロジェクト)


平成15年1月

日本医師会長
 坪井 栄孝 殿

禁煙推進委員会(プロジェクト)  

禁煙推進委員会(プロジェクト)報告

 本委員会では、禁煙推進に関する日本医師会宣言(禁煙日医宣言)(案)を作成いたしました。日本医師会がより一層禁煙活動に推進されますよう、ここに提言いたします。


禁煙推進委員会(プロジェクト)  

委 員 上島 弘嗣(滋賀医科大学教授)
 大島  明(大阪府立成人病センター調査部長)
 小川 英治(日本小児科医会副会長)
 加藤 治文(東京医科大学教授)
 見城 美枝子(青森大学教授)
 篠山 重威(浜松労災病院長)
 藤森 宗徳(千葉県医師会会長)
 丸木 一成(読売新聞東京本社医療情報部長)
 村上 郁夫(愛媛県医師会会長)
 渡部 通子(「女性・こども・命・未来」を守る会事務局長)
 櫻井 秀也(日本医師会常任理事)
 雪下 國雄(日本医師会常任理事)


禁煙推進に関する日本医師会宣言
(禁煙日医宣言)(案)

 喫煙は、がん・心臓病・肺気腫等の疾病の原因となるなど健康に悪影響を与えることが医学的にわかっている。また、受動喫煙についても健康被害があるとの研究結果が報告されている。

 日本医師会は、国民の健康を守るために、喫煙大国からの脱却をめざして、今後とも禁煙推進に向けて積極的に取り組んでいくこととし、ここに禁煙日医宣言を行う。

1.我々は、医師、及び医療関係者の禁煙を推進する。
2.我々は、全国の病院・診療所及び医師会館の全館禁煙を推進する。
3.我々は、医学生に対する、たばこと健康についての教育をより一層充実させる。
4.我々は、たばこの健康に及ぼす悪影響について、正しい知識を国民に普及啓発する。
特に妊婦、未成年者に対しての喫煙防止を推進する。
5.我々は、あらゆる受動喫煙による健康被害から非喫煙者を守る。
6.我々は、たばこに依存性があることを踏まえて、禁煙希望者に対する医学的支援のより一層の充実を図る。
7.我々は、禁煙を推進するための諸施策について、政府等関係各方面への働きかけを行う。